「ホッと家ファミリーの『ほっとけないお話』」は、ホッと家ファミリー(ホッと家の住人たち)が、今、気になっている事、皆さんにお知らせしたい事、応援したい人たちなどをテーマにお伝えするコーナーです。
今回はホッと家ファミリーの居候(いそうろう)が、縁とものおひとり、ヤッシーさんがこの度上梓された本「一瞬で笑わせる技術」をご紹介します。
なぜ、お笑いタレントはもてるのか?
以前から不思議に思っていたことがあります。それは、「どうしてお笑いタレントは、美人と結婚できるんだろう?」ということ。具体的な例は挙げませんが、「美人女優がお笑いタレントと結婚」という芸能ニュースは後を絶ちません。そんなニュースをびっくりするような、ちょっと羨ましいような、複雑な気分で眺めています。
「面白い人」を結婚相手の条件に考える人は一定数いるわけですが、職場でも「面白い人」は人気者です。忘年会等の席でも「笑い」の中心にいる人と楽しく過ごしたいと思う人は多いような気がします。さらにちょっとお堅いビジネスの現場でも、会議の席で「笑い」のとれる人気者は存在します。そんな「笑い」をとれる人は多分子どもの頃からクラスの人気者で、きっとこれは持って生まれた才能なんだと諦めていました。
ところがこの度、縁とものおひとりヤッシーさんが3冊目の本を出版されました。ヤッシーさんはこれまでも「笑談力」という笑いをビジネスに活かすための本を著していて、その肩書きは「ダジャレクリエイター」「ビジネスユーモア研究家」となっています。そして3冊目の本のタイトルは「一瞬で笑わせる技術」です。
「技術」であれば、誰でも習得できる可能性があります。「技術」には「原理」があることと「方法」があることが求められますが、この「一瞬で笑わせる技術」では、その原理と方法が、事例も含めてわかりやすく解説されています。生まれついての「笑い」の才能が無い私にも、センスを磨いて、職場、ビジネスを明るくできるかも知れません。
「一瞬で笑わせる技術」とは?
この作品「一瞬で笑わせる技術」は、とある会社を舞台に小説形式で書かれています。セミナー講師の谷山二朗さん(たぶん、ヤッシーさんの分身)が、彼の友人の経営する広告会社で、ダジャレを使ったビジネスコミュニケーション術を社員に伝授して欲しいと頼まれ、「ビジネスコミュニケーションセミナー」を開催。講師をするところから始まります。
最初のお題は「ダジャレを自己紹介で使う」です。無茶振りされたちょっとネクラの若手社員が、最初はしどろもどろ。しかし、谷山さんの指導の後、大勢の前でダジャレを使った自己紹介を行い、拍手喝采を受けることで、だんだんと明るくなっていく、といったエピソードが語られて行きます。
「第1章 ダジャレを自己紹介で使う」から「第7章 ダジャレを営業で使う」まで、全7章で仕立てられており、それぞれの章は以下のような内容で構成されています。
【戦略】各章のコンセプト
【小説・前編】 職場環境やダジャレについてありがちな失敗
【失敗の分析】 前編で発生した失敗についての分析
【成功への対応】 成功への道筋、対応
【小説・後編】 手法やスキルを実践した事例
【まとめ】ダジャレを活用するための手法、スキル
どこの職場にもありそうなシチュエーションで描かれているので、全編を通して、親しみやすい物語となっています。そして、そこにはダジャレや笑いの「原理」と「方法」、そして、誰にでも使えそうな事例が満載です。特にダジャレや笑いのポイントを「ドレミ」や「あいうえお」「さしすせそ」などの語呂合わせで解説されているのもこの本らしいところです。
さて、この本のキャッチフレーズは「笑いで社長まで出世した男が、ネタの出し方・作り方を伝授」とあります。ダジャレを決してオヤジギャグでは終わらせたくない著者の熱意と、ダジャレや笑いに秘められたパワーを感じさせてくれるキャッチフレーズとなっています。あなたもこの本で、ダジャレや笑いのセンスを磨いて、職場やビジネスを明るくしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、私はダジャレの行動指針&上達のコツである「さしすせそ」がお気に入りです。
さ=さあ、言おう
し=失敗しても
す=すべっても
せ=積極的に
そ=そのダジャレ
お後がよろしいようで…
一瞬で笑わせる技術 相手ともっと打ち解けるためのコミュニケーション