わが家に奇跡が起きました!
お義母さんの認知症の症状がなくなったのです!
ミラクルで有難い奇跡ですが、
何より嬉しいのは、主人と私にステキな変化をもたらしてくれたことです。
主人は認知症になったお義母さんを責めていました。
しかし、たくさんの方のアドバイスで「強気にならないと生きることができなかった、お義母さんの人生」を振り返ることができ、お義母さんに懺悔したのです。過酷な人生の中でも、大事に育ててくれたお義母さんの愛が、主人の心を満たしてくれたようです♡
そして、私の心も愛で満たしてくださいました!
私は、見栄を張るお義母さんが嫌でした。
でも、認知の症状が出て、見栄も体裁もなくなったお義母さんは、びっくりするほど無邪気で可愛らしい方でした。
粗末な料理なのに両手で受け取り、「わぁ、ありがとう、ありがとう。お父さん!初音ちゃんがくださったよぉ〜」と、人も物も尊重できる素晴らしい方でした。
その姿を目の当たりにするたびに、見栄を張るのは、義母さんの性格のほんの一部分だったんだと、はっきり分かりました。
偏った見方をし、それがお義母さんの全てのように見て、思い上がった自分を痛感させられました。
「今日も綺麗ね」「その服、似合うね」「あなたはすごいね」と、毎日のように褒めてもらっても、
「どうせ別居されたら困るから言ってるんでしょ」と軽くかわしたり、「私だから、このお義母さんと上手くやれているんだ」と、心のどこかで見下していました。
どんな言葉で愛を表現してくださっても、受けとめられない私に、伝え続けてくださっていたことに気づきました。
認知症にさせてまでしないと分からない私ですが、
自分の愚かさを自覚でき、自覚は感謝から尊敬へ変えてくれました。
その尊敬の念が、お義母さんの愛をそのまま届けてくれる気がしています。
懺悔はたくさんの愛を届けてくれますね✧︎*。
そんな想いで過ごしていると、
近所のお世話になっている84歳の大先輩から「わしが死んだら棺の中に入れてくれ」と、
50年前に亡くなられた、その方のお母様の財布の中に入っていた手紙を見せられました。
その手紙には、
『生まれ変わり、生まれ変わり、
父母、兄弟を苦しめ、
夫、子供、嫁を苦しめ、
世界中の人々を苦しめた
罪一切をお詫び申し上げます』
とありました。
最近見つかった財布ですので、
誰がどんな気持ちでこの手紙を送り、
お母様がどんな気持ちで大事にされていたのかはわかりませんが、
なぜか涙が溢れてきました。
このタイミングで、このメッセージ…
私も、生まれ変わっても、これまで犯した罪をひとつでも洗い浄めていきたい…、そう思わせてもらいました。