3歳になった孫のTちゃんが家族で我が家にやって来ました。
お母さんは妹のSちゃん1歳を抱っこしています。
「こんにちは。みんなで一緒にきたよ」嬉しそうな笑顔におもわず笑みがこぼれます。「いらっしゃい。待っていました。さあおあがりなさい」。
玄関でTちゃんは小さな靴を一生懸命脱いでいます。お母さんは見守りながら待っています。
迎えに出ていた私は「あ!凄い。一人でお靴脱げるの? お手伝いしましょうか?」。
すると、「大丈夫。TはSちゃんのお姉ちゃんだから。できるの、大丈夫!」と、脱いだ小さな靴を揃えているのです。
ついこの間までお母さんに抱かれていたTちやん。子供の成長は目を見張るほど速い。
人間の子供は努力を命として誕生しているといわれますが、まさしくそのとおりです。自分の出来ることは自分でする。精いっぱいの努力です。
また、姉であること、姉として努力することがお母さんの助けになること、そして何よりも役に立てた自分が一番うれしいのです。また、お母さんに喜んでもらえることも知っているのです。
こんな場面に出会った時は、その心と姿を愛おしく抱きしめてあげたいものですね。育ててくれたお母さんにも心から感謝を伝えさせて頂きました。
その子も今では18歳、この4月晴れて大学1年生です。笑顔の優しい女性に成長しています。
「社会学を学びたい、留学もしたい、広い世界を見てみたい」これが今の彼女の夢であり希望です。「自分でできるの。Sちゃんのお姉ちゃんだから」と話してくれた、幼い時の姿が思い出されます。
広い世界で様々な人々と出会い、自らの出来ることで社会に役立つ人間に成長して欲しいなあ〜と、ばあばの夢にもなりました。