今年は、鯉のぼりを見ると、ちょっと胸が痛みます。
私も、困難に負けず、立派に成長することを願って、子どもたちを鯉のぼりのように、大空に泳がせたはずでした。
けれど、夢を叶えるための厳しい現実に苦しむ二男の姿を見ているのが辛くて、
「やめようかな…」とつぶやいた弱音に、一瞬、喜んでしまった私がいたのです(>_<)
困難に負けて挫折しそうなのに、喜ぶなんてひどい母親ですね。
子どもの人生は、子どもが主役です!
どの子もみんな、やりたいことをやるために生まれてきたはずです。
こんな当たり前のことを阻むのは、私たち母親であることを、子ども電話相談で教えられました。
母親の期待と自分の願いとのギャップに身動きがとれない子どもたち、
母親に洗脳され、自分の考えに自信が持てない子どもたち、
母親の望む生き方をして、自分の感情すらわからなくなった子どもたち。
『親がレールを敷き、青写真をつくってやりながら、子どもに夢を持たせようなどとは、もともと無理な相談です』と学んだ通り、驚くほど多くの子どもたちが、疲れていました。
安全安定を願うことは、子どものために願う愛情のように美化しがちです。
しかし、その錯覚が、やりたいことや、それができる能力も備えている子どもたちに、虚しい毎日を送らせしまうことを知っていたのに、私の心は「お母さんを安心させて」と求めてしまいます(>_<)
この春、二男はプロボクサーの道を歩き始めました。
身体的な心配はもちろんですが、兄から暴力を受けて育った私は、殴り合う格闘技は苦手です。
ボクシングを始めたときから、「どうか選ばないで」と願いつづけたプロの道です。
こんな母親ですが、たくさんの子どもたちが教えてくれたおかげで、自分の心が求める場所に向かっている二男に、ホッとしている私もいます。
「殴る=つらい記憶」を「幸せな記憶」に塗りかえるために選んでくれた道なのかもしれないと、思えるようにもなってきました♡
あとは、二男が決めたこの道を、心から祝福してあげられる母になるだけです(笑)
私の邪念に負けるな!二男!
龍になれーーーーーーッ !!