ピンクのお帽子にピンクのパジャマ、とても穏やかな笑顔のさくらちゃんに出会いました♡1月に症例のない脳腫瘍が発病し、大きな手術をくり返している小学2年生の女の子です。
ママも、とっても素敵な方でした。
すこし落ち着いて、やっと言葉にできるようになったと、初対面の私にたくさんお話をしてくれました。
「さくらは、いつも淡々としていて、不自由なことも痛みもたくさんあるはずなのに、一度もやんちゃを言ったことがないんです。先生との約束を、ちゃんと守って、リハビリも一生懸命がんばるんです。
そんな健気なさくらを見ていると、この子は、病気になって人の役に立つために生まれてきたのかもしれないと思うんです」
この言葉に、涙が止まりませんでした。
「凄くないですよ。そう思わないと立っていられないだけです」
さくらちゃんとママとの出逢いは、一生忘れられない宝物になりました。
麻痺が残ったり、病気のために諦めなくてはならないことがたくさんあるようですが、
余分なものは、すべて剥ぎ取られ、「本当の輝き」だけが残されたという印象で、
その輝きは、私が今まで目指してきた輝きとは、違っていました。
自分を輝かせるために「自分を磨く」とは、資格を取ったり、自己啓発本を読みあさったりと、今の自分に何かをプラスしていくイメージを描いていましたが、
「磨く」とは、余分なものを手放していくマイナスの作業なのかもしれません。
足していくのではなく、引いていく…今までと真逆です(笑)
「本来は、みんな輝いている」と知っていたはずなのに、おかしな発想でしたね(笑)
昨秋の大病が、残りの人生を愛おしい時間にしてくれました。
「生かされた命を、どう使いたいと願っているのだろう?」
この冬、ずっと探し続けた答えを、さくらちゃんが、届けにきてくれたようです♡
あれもこれも、あの関係も、
この見栄も体裁も、固定観念も先入観も、
余分なものばかり身につけている私ですが、
「捨てるもの」
「残すもの」
「終わらせるもの」
「始めるもの」を見極め、
どこまで捨てられるか…本気で挑戦中です!
来年の春、私はどんな心境で桜を見上げるんだろう? 楽しみだな〜♡