「宗教観を素粒子レベルで紐解いてみる:この世界の仕組みを理解すれば人生がより楽しくなる」(「ホッと家の縁がわ」に3月より掲載)を執筆された、東北大学大学院薬学研究科准教授の平塚真弘さんによるリレーブログです。
私の専門は薬学です。
特に、薬の効果や副作用発現の個人差が、遺伝子配列の違いによって生じる仕組み(メカニズム)を解明し、医療の現場に応用するゲノム薬理学という研究分野です。
これまで、約30年間、サイエンス(科学)を勉強してきましたが、最近、仏教をはじめとした教えが、どのような科学的メカニズムで成立しているか興味がわきました。
そして、様々な仮説を立てていく中で、原子よりも小さい物質の単位、すなわち素粒子レベルのエネルギーを軸とした相互作用が、この世を形作り、ヒトの人生を決定していくのだろうと考えています。
今回私がお話したいことは、この世の中がどのような仕組み(メカニズム)で動いているのか理解することで、自分が生まれてきた使命に気づき、より人生が楽しくなるのではないだろうか、ということです。